古き名車スーパースポーツCB72(Type I)
- 2009/05/19 17:01
- Category: バイク::バイク一般(雑記)
連休も終わり一段落かと思いきや、意外と忙しい毎日でした
そろそろ、ツーリング行きたい病も最高潮。
そんな中、実弟から電話が入る・・・・・それは、全く予期せぬ話しだった
『兄貴、また古いバイクが有るけど格安で買えるかも・・・・・・』
実は実弟の古い友人(後輩)の親戚がバイクマニアだったらしい
そのマニアの人はもう故人となり置き去りにされたバイク達。バイクに詳しく無い家族はその処分に困惑してた
若き故人の冥福をお祈り致します
聞いた話だと業者に依頼したところ非常に安い金額らしかった・・・処分同然の値。
その中に・・・ホンダドリーム CB72 スーパースポーツ(Type I)61年
ホンダ ドリーム CL72 スクランブラー 62年
ホンダドリーム CB350FOUR
ホンダドリーム CB400FOUR (408cc)
等々
本当に好きでこれからも、そのバイク達を大切にする人に渡るのが故人に取っての最大の供養になるだろう・・・・・・

話はまだ進展中である
上記に記したバイクは皆フルオリジナルで状態も信じられない程と言う
中でもホンダドリーム CB72 スーパースポーツに於いては走行3000キロ未満
外観も錆びは無く保管状態の良いバイク
以下にホンダHP『思い出の名車コーナー』より抜粋
スポーツライダーの夢を実現してくれた
名前どおりのスーパースポーツ。
それがホンダCB72。
ホンダCB72が発表された時の、有名なキャッチフレーズをごぞんじだろうか。 それは、「トップで70km/h以下では走れません」という、 なんとも刺激的な言葉だった 。
1959年、 日本のモーターサイクルとして初めて、 この当時世界一名高いレースだった <マン島TTレース>に挑戦したホンダは、 翌1960年には、 マン島TTを始め世界2輪 GPでトップを争うまでに技術を急成長させていた。1961年11月、 満を持したように 発売したのが、 ホンダドリームCB72スーパースポーツである。 4サイクル250ccクラス では初めてのスーパースポーツの鮮烈な登場に、 ライダーたちの熱い想いが集中した。 その性能には、 世界GPマシンや、 日本の浅間火山レースで快走したマシンの技術が 注がれていることを予感したからであった。 事実、 この頃のホンダが少量生産した市 販レーサーCR71とこのホンダCB72は、 まったく同じパワー数値を持っていたのである。 空冷2気筒OHCエンジンの最高出力は24PS。 リッターあたりほぼ100馬力を、この時代に 達成している。 その時のエンジン回転数は9000rpm。 これまた、 驚異的な高回転であっ た。
■CB72の生い立ち。
CB72のエンジンのベースとなったのは、 1957年に発売されていたホンダドリームC70で ある。C70はスポーツモデルではなく、ツーリングからビジネスまでの万能車なのだが、 やはり画期的なホンダ車だった。 4サイクルの250クラスのエンジンは、 この頃単気筒 から2 気筒に移行しつつあったが、まだOHVが常識となっていた。だが、 ホンダは2気筒 、しかもOHCエンジンを造りあげて搭載したのである。
このホンダ初の2気筒エンジンは、 スーパースポーツ用に徹底的にリファインされた。 フレームは、 それまでホンダの特徴だったプレス鋼板のバックボーンに代えて、 CB72 のために新設計したパイプフレームのバックボーンタイプになり、 フロントサスペン ションも、 レース経験を生かした剛性の高いテレスコピックとなっている。 リアのスプリングは3段に調節できるものを、早くも装備していた。
キャッチフレーズこそ強烈だったが、 CB72は気難しく乗りにくいマシンではなかった。 CR71に匹敵する速さを持ちつつ、 一般道路での使いやすさをたっぷり持っていたのだ。
■CB72の魅力。
漆黒の塗装とクロームメッキの輝くタンク、そして高性能を象徴するようなみごとな 造形のエンジン。あたかも動物のような精悍さをただよわすその姿は、ホンダらしさ に満ちたグッドデザインで、現代人の眼にもむしろ新鮮である。ちなみに、輸出用モ デルには、赤い塗装のものもあった。そしてもちろん、その走りっぷりも、まさしく スーパースポーツだった。レーシングパーツも揃っていて、レースを楽しみたいアマ チュアライダーに喜ばれた。このCB72でレースを始めたと言う有名ライダーも数多い。
CB72には、性格の異なる2種類のエンジンが搭載されている。タイプ1と呼ばれるエンジンは180度クランク。タイプ2と呼ばれるほうは360度クランク。不等間隔爆発のタイプ1は高速型とされ、等間隔爆発のタイプ2は中低速優先型とされているけれど、 出力は同じである。最高速度はタイプ1が155km/h、タイプ2は145km/hとなっていた。 “走り屋”さんは、180度クランクのタイプ1を好んだが、外観からはほとんど見分け がつかない。 よく見ると、エンジン上部のポイントカバーに、小さくタイプ名があるだけである。
1959年に発売されたホンダベンリイCB92、そして1960年のこのCB72につけられたCBの2文字は、こののち現代まで、ホンダのオンロードスポーツ車の誇り高いイニシャルになっていったのである。
CB72の名声は海外にも響き、全世界に72ファンが生まれた。1960年から1968年まで、8年間も生産され続けたことは、CB72の先進性とすぐれた性能のなによりの証明であろう。いまなお道路で、 見事に手入れされたCB72が、 昔さながらの駿足で走っている のを見ることがある。そしてそのライダーが、 当時生まれてもいなかった年齢の若者 だったりすると、「CBナナニ(みんな愛称でこう呼んだ)の魅力は、永遠なんだなぁ」と、ムカシのナナニライダーは、嬉しくなってしまうのである。
そろそろ、ツーリング行きたい病も最高潮。
そんな中、実弟から電話が入る・・・・・それは、全く予期せぬ話しだった
『兄貴、また古いバイクが有るけど格安で買えるかも・・・・・・』
実は実弟の古い友人(後輩)の親戚がバイクマニアだったらしい
そのマニアの人はもう故人となり置き去りにされたバイク達。バイクに詳しく無い家族はその処分に困惑してた
若き故人の冥福をお祈り致します
聞いた話だと業者に依頼したところ非常に安い金額らしかった・・・処分同然の値。
その中に・・・ホンダドリーム CB72 スーパースポーツ(Type I)61年
ホンダ ドリーム CL72 スクランブラー 62年
ホンダドリーム CB350FOUR
ホンダドリーム CB400FOUR (408cc)
等々
本当に好きでこれからも、そのバイク達を大切にする人に渡るのが故人に取っての最大の供養になるだろう・・・・・・

話はまだ進展中である
上記に記したバイクは皆フルオリジナルで状態も信じられない程と言う
中でもホンダドリーム CB72 スーパースポーツに於いては走行3000キロ未満
外観も錆びは無く保管状態の良いバイク
以下にホンダHP『思い出の名車コーナー』より抜粋
スポーツライダーの夢を実現してくれた
名前どおりのスーパースポーツ。
それがホンダCB72。
ホンダCB72が発表された時の、有名なキャッチフレーズをごぞんじだろうか。 それは、「トップで70km/h以下では走れません」という、 なんとも刺激的な言葉だった 。
1959年、 日本のモーターサイクルとして初めて、 この当時世界一名高いレースだった <マン島TTレース>に挑戦したホンダは、 翌1960年には、 マン島TTを始め世界2輪 GPでトップを争うまでに技術を急成長させていた。1961年11月、 満を持したように 発売したのが、 ホンダドリームCB72スーパースポーツである。 4サイクル250ccクラス では初めてのスーパースポーツの鮮烈な登場に、 ライダーたちの熱い想いが集中した。 その性能には、 世界GPマシンや、 日本の浅間火山レースで快走したマシンの技術が 注がれていることを予感したからであった。 事実、 この頃のホンダが少量生産した市 販レーサーCR71とこのホンダCB72は、 まったく同じパワー数値を持っていたのである。 空冷2気筒OHCエンジンの最高出力は24PS。 リッターあたりほぼ100馬力を、この時代に 達成している。 その時のエンジン回転数は9000rpm。 これまた、 驚異的な高回転であっ た。
■CB72の生い立ち。
CB72のエンジンのベースとなったのは、 1957年に発売されていたホンダドリームC70で ある。C70はスポーツモデルではなく、ツーリングからビジネスまでの万能車なのだが、 やはり画期的なホンダ車だった。 4サイクルの250クラスのエンジンは、 この頃単気筒 から2 気筒に移行しつつあったが、まだOHVが常識となっていた。だが、 ホンダは2気筒 、しかもOHCエンジンを造りあげて搭載したのである。
このホンダ初の2気筒エンジンは、 スーパースポーツ用に徹底的にリファインされた。 フレームは、 それまでホンダの特徴だったプレス鋼板のバックボーンに代えて、 CB72 のために新設計したパイプフレームのバックボーンタイプになり、 フロントサスペン ションも、 レース経験を生かした剛性の高いテレスコピックとなっている。 リアのスプリングは3段に調節できるものを、早くも装備していた。
キャッチフレーズこそ強烈だったが、 CB72は気難しく乗りにくいマシンではなかった。 CR71に匹敵する速さを持ちつつ、 一般道路での使いやすさをたっぷり持っていたのだ。
■CB72の魅力。
漆黒の塗装とクロームメッキの輝くタンク、そして高性能を象徴するようなみごとな 造形のエンジン。あたかも動物のような精悍さをただよわすその姿は、ホンダらしさ に満ちたグッドデザインで、現代人の眼にもむしろ新鮮である。ちなみに、輸出用モ デルには、赤い塗装のものもあった。そしてもちろん、その走りっぷりも、まさしく スーパースポーツだった。レーシングパーツも揃っていて、レースを楽しみたいアマ チュアライダーに喜ばれた。このCB72でレースを始めたと言う有名ライダーも数多い。
CB72には、性格の異なる2種類のエンジンが搭載されている。タイプ1と呼ばれるエンジンは180度クランク。タイプ2と呼ばれるほうは360度クランク。不等間隔爆発のタイプ1は高速型とされ、等間隔爆発のタイプ2は中低速優先型とされているけれど、 出力は同じである。最高速度はタイプ1が155km/h、タイプ2は145km/hとなっていた。 “走り屋”さんは、180度クランクのタイプ1を好んだが、外観からはほとんど見分け がつかない。 よく見ると、エンジン上部のポイントカバーに、小さくタイプ名があるだけである。
1959年に発売されたホンダベンリイCB92、そして1960年のこのCB72につけられたCBの2文字は、こののち現代まで、ホンダのオンロードスポーツ車の誇り高いイニシャルになっていったのである。
CB72の名声は海外にも響き、全世界に72ファンが生まれた。1960年から1968年まで、8年間も生産され続けたことは、CB72の先進性とすぐれた性能のなによりの証明であろう。いまなお道路で、 見事に手入れされたCB72が、 昔さながらの駿足で走っている のを見ることがある。そしてそのライダーが、 当時生まれてもいなかった年齢の若者 だったりすると、「CBナナニ(みんな愛称でこう呼んだ)の魅力は、永遠なんだなぁ」と、ムカシのナナニライダーは、嬉しくなってしまうのである。