1970年頃から始まったナナハン時代
その頃、二輪免許の種類は総排気量125cc以下の小型二輪免許と自動二輪(現在の大型)の二種類だったヘルメットに於いても着用義務違反の罰金や減点が無い時代。
1975年親父の高校時代は殆ど男子学生が自動二輪免許や原付免許を取得してバイクに乗ってた
三ない運動の陰も無かった田舎町の男子高校生達の殆どはバイクで移動しツーリングに行けば原付や自動二輪に乗る高校生達に必ず出会った
そして現在、群馬の田舎街を見れば行く高校生は自転車ばかり・・・・
自転車で二人乗りの高校生達・・・・バイクで外を走り周る高校生は滅多に見かけない
親父の高校時代、勉強よりアルバイトが忙しく・・・・そして手に入れたバイク
高校時代のバイク達
初めて乗ったバイク(ヤマハRX350 2サイクル2気筒)後にホンダCB500フォア(4気筒4サイクル)に乗換える


当時まだ大型2サイクルマシンも中古市場を賑わしてた
(スズキGT750やカワサキマッハⅢ)
ナナハン時代の到来と共に、二輪車事故や暴走族問題等も露呈し、後に自動二中型限定が設けられた。
一方、石油ショック環境問題等で次第に2サイクルは姿を消し1970年代中盤以降には国内4メーカーの空冷4サイクルナナハンが出揃った(ホンダCB750FOUR、ヤマハGX750、スズキGS750、カワサキZ750)。折からのオートバイブームを受けナナハンは年々高性能化し、1980年中盤には各社技術の粋をこらした高性能ナナハンが鎬を削った。
後に限定解除時代から既に中免で乗れる400ccモデルに国内販売の主力が移っており、
またナナハンの絶頂期である1980年代中ばからは排気量の制限を受けない逆輸入車に押され、更に750cc「自主規制」がなくなった1990年代以降はリッターマシン(排気量1000cc程度以上の大型車)に押され、国内では影の薄いクラスになっている。
1979年ナナハン時代の終焉 CBXに乗る
二輪車は社会からまともに扱われていなかったのである。しかも、二輪車事故多発地点や暴走族出現地点の道路では通行禁止規制が行われ、それが当然という雰囲気が全国に蔓延していた。
二輪車をあたかも交通社会の構成メンバーではないかのように社会は見ていた。
かつての日本において、二輪車とは、いずれ消え去る運命になる乗り物、若者の遊びの道具で社会にとって役に立たない乗り物と見られていたのである。
この時期401cc以下の全盛期であり三ない運動が盛んに成り始めた
実弟達は、校則を無視し内緒で中免を取得し乗ってた時代であった。それでもまだ学校側の規制は緩やかだったに違いない
401cc超のバイク乗りも少なくリッターバイクは輸入車のハーレーやBMWが代表格で、ライダーも中年層以上が多く現在より遥かにリッターバイクや二輪ライダーは少なかった


親父(俺)が二十歳代の頃、実弟は17歳頃だった
お互い年配になってもバイクに乗ってる


時が経ち二輪車は利用者の幅を拡げ、その有用性が社会に認知され
二輪車を有効に活用する方向に歩みを進める時代になっていると思われる。
大型二輪免許教習所教習開始、各地における通行禁止道路の見直し、高速道路最高速度100キロ、高速道路二人乗り解禁、そして二輪車AT免許制度スタート、二輪車ETC運用開始、二輪車駐車場を法の対象とするようにした駐車場法改正がなされる等、次々と二輪車利用環境改善の施策が進められるようになった。明らかに時代は変わった。
二輪車にとって良い風が吹くようになった日本であるが、
より良き二輪車ライフを送るには、まだ解決しなければならない課題は数多い。97年の大型自動二輪車(401cc以上) の新車登録台数は49,472台で、96年の29,096台に対して170%の大幅増となった。その内訳は排気量401cc~750ccクラスで前年比138.0%、751cc以上クラスでは176%に膨らんでいる(全国軽自動車協会連合会調べ)。
この空前のブームの背景には、大型二輪免許が教習所でとれるようになり、その免許人口が急増していることがある。97年の大型二輪免許取得者は、前年の3.5倍、年間97,169人を記録している
それまで潜在的にあった大型バイク指向がいっきょに顕在化したことと、その市場ニーズの変化をくみ取って、メーカー各社が魅力的なモデルを次々に発売し、そして大型二輪免許保有者のうち、96年9月の改正後に取得した人はわずか数十%に過ぎないことをみれば、今後この大型二輪免許取得の増大と新規購入・代替えが増えるであろう
そして個人的に危惧の念を抱く事
年々増えるバイク乗りのモラルである。車でも同じ事が言えるが・・・・・
1970年代から1980年代(あるいはそれ以前)の車両愛好者の健全な集まりである旧車「会」と、違法改造車両で騒音などの迷惑行為を目的とする成人暴走族・旧車「會」
(珍走団)とに分かれているのが現状である。
彼ら
珍走団は本来バイクの楽しみ方を逸脱した成長の無い青年達である
驚く事に、見るからに30代の輩も居る・・・幼稚なまま青年になってしまったのだろうか?
我々の年代の仲間にも若い頃暴走族は居た、しかしその行為は歳と共に無くなり今では立派な社会人として活躍してる。
二十歳前後の若気の至りならば多少の事は仕方ないだろう、しかし
珍走団は違う。
今バイクが社会に認知されつつ有る過程に於いて
二輪ライダーの仲間として
珍走団は認める訳には行かない
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